延宝三年創業 三百年の伝統 酒都西条の名酒、日本酒の真髄。『白牡丹』

白牡丹について


延宝旧蔵と図面

こゝに古き歴史の証あり

「歴史は、尋ねるものでありて明かされる」三百年、様々の世相、ときの流れを映して静座する大甕の神秘な光に導かれて、白牡丹は襟を正してまいりました。品質への信頼によって支えられる人気程、有難く、貴重なものはないからです。

広島酒 西条酒の中で古い歴史をもつ清酒白牡丹の創業。

古書によると「慶長五年九月 関ガ原の戦いに、島左近勝猛、西軍の謀士の長たりしも、戦に破れ、長男新吉戦死す。次男彦太郎忠正 母と共に京都に在りしが、関ガ原の悲報を聞き、西走して安芸国西条に足を止む。彦太郎忠正の孫、六郎兵衛晴正、延宝三年酒造業を創む」とあります。

島家方針

使命を果たすこと
人には各々天から与えられた使命がある。この使命を果たすことが即ち人の生きる道である。

なぜ、酒を醸るのか
一日の働きを終えた者が、夕にかたむける一盃の酒に依ってその日の労をを忘れ、安らかな眠りを得、更に明日の活動の源泉となる為に醸る。

使命を果たせること
人には各々天から与えられた使命があるように、心なきが如き物にも、又各々使命がある。
一本の縄にも、一粒の米にも、一滴の酒にも、それぞれ天が与えた使命がある。
人は此の物の使命を完全に果たさせてやらねばならない。

使命を果たすには
使命を完全に果たすには、常に自己の使命を忘れざると共に絶えざる修養と研究が肝要である。
(島家指針抜粋)

“うまさがちがう白牡丹”をめざして

酒造りに最良の井水と冬場の厳しい冷え込みと澄み切った空気に恵まれた酒造りに最良の西条の地に脈々と引き継がれる酒造りの技と味。
「祖業堅守」を旨とし、創業より造り続けております。
夕にかたむける一盃のさけ白牡丹に思いを馳せつつ、 品質第一を念頭に、お客様にと満足いただける高品質の日本酒“白牡丹”をお届けできるよう研究と努力を怠ることなく、生産・販売してまいります。

天保10年12月
鷹司家より御家紋に因んで白牡丹の酒銘を賜る。

京都鷹司家(五摂家の一)当主より、其の品質を高く賞せられ「白牡丹」の命名を拝受し、自筆の扁額を賜りました。 「一つ 此の度 御殿より 白牡丹の御銘 下され置き候間以来 入念に酒造致すべき物也」